|
藺草の栽培
藺草(いぐさ)の栽培は、寒い冬に水田に苗を植えて暑い夏に刈り取る。厳しい作業と多くの手間を要する。 |
|
藺草のチェック
藺草製品の中で一番上質の藺草を必要とする掛川のために、入念に藺草を選別する。藺草の長さは主に130cm以上の中太で径が揃ったものが選ばれる。 |
|
デザイン
長年の経験で色彩のバランスを考慮し、新しく染めた藺草を選んで構成する。頭に描かれたものを実際に少量ずつ織り、その中から今年の柄を決める。 |
|
染め
染めは温度と時間タイミングを計って水を差し染まりやすくする。藺草は育った田によって染め具合が変る。藺草がムラ無く染まるように長い藺草を一本一本慎重にほぐす。 |
長さ色ムラ 折れのチェック
長さが足りない藺草、折れた藺草、色の調子が揃っていない藺草を抜き出す。微妙な色違いが織りに影響する。織り傷を出さないために。 |
|
織り
掛川織りは筑後地方独自の織りで花茣蓙の逸品である。錦糸は藺草の抵抗が大きく織り難いが、自然の藺草には天然素材を使わなければならない。 |
|
天日干し
織り前にとった藺草のくせ直しをする。加湿(かし)の水分を飛ばすために、裏側を天日干しする。掛川は1時間ほどで十分乾燥する。 |
|
長さ揃え
経糸(たていと)だけを切るように両刃の刃物で、サイズに合わせて長さを切揃え経糸で綴じる。 |
|
仕上げ
掛川の表面をヘチマでこすり、余分な染料を拭取り藺草の艶を出す。目に見えなかった藺草の折れの織り傷を、一目一目確認し手直しをする。 |